Sweet Home 3Dで生成した写真サンプル
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[1]. Sweet Home 3Dの紹介

はじめに

Sweet Home 3Dというソフトウェアがあります。

これは、部屋に家具を配置した様子を3Dで表示できるソフトで、お部屋の模様替えやオフィスのレイアウトを考えたい時など、便利です。

Sweet Home 3Dユーザーインターフェイス画像

今回は、このソフトを紹介してみます。

インストール

Sweet Home 3D本体のダウンロード

Sweet Home 3Dは、http://www.sweethome3d.com/のDownloadページからダウンロードします。

「installer」と「with Java Web Start」と2種類ありますが、installerの方にします。

環境によってページの表示内容が変わるようですが、例えば「free version available at SourceForge.net」というリンクからダウンロードします。

3Dモデルライブラリとテクスチャーライブラリのダウンロード

上記ダウンロードページの「Other downloads」のところに追加のダウンロードが色々とあります。

その中から、「3D models libraries」と「Textures libraries」をダウンロードしておきましょう。それぞれ、3Dモデル(家具等の各種3Dの物体)とテクスチャー(壁、床、物体の表面の模様や柄)を追加できます。

3Dモデルについては、「3D models libraries」から「3DModels-(バージョン番号)」というフォルダへ進むと(最新バージョンのものにします)、3DModels-(ライブラリ名)-(バージョン番号).zipというファイルが、いくつかあるので、全部ダウンロードします。

テクスチャーについては、「Textures libraries」から「Textures-(バージョン番号)」というフォルダへ進むと(こちらもやはり最新バージョンで)、Textures-(ライブラリ名)-(バージョン番号).zipというファイルがあるので、全部ダウンロードしておきます。

Sweet Home 3D本体のインストール

先ほどダウンロードしたインストーラを実行して、Sweet Home 3Dをインストールします。インストーラもSweet Home 3D自体も、日本語に対応しています。

3D models librariesのインストール

3DModels-(ライブラリ名)-(バージョン番号).zipをそれぞれ展開すると、拡張子sh3fのファイルが得られます。

sh3fファイルは、直接ダブルクリックしても、Sweet Home 3Dのメニューの[家具(U)]-[家具ライブラリをインポート(O)]からでもインストールできます。

全部インストールしてしまいましょう。

テクスチャーのインストール

Textures-(ライブラリ名)-(バージョン番号).zipをそれぞれ展開すると、拡張子sh3tのファイルが得られます。

sh3tファイルは、Sweet Home 3Dのメニューの[家具(U)]-[テクスチャ・ライブラリをインポート(X)]からインストールできます。

こちらも全部インストールしてしまいましょう。

チュートリアル

では、順を追って使い方を見ていきます。

画面構成

Sweet Home 3D初期状態画像

Sweet Home 3Dの画面は、主に以下の4つのフレームから成ります。


  1. 左上は、部屋に設置できる家具等の一覧が、ツリーリストの形で表示されています。

  2. 左下は、それまで部屋に設置した家具の一覧です。

  3. 右上は、部屋を上から見た図で、主にここで部屋や家具のレイアウト作業を行います。

  4. 右下には、間取りプランで作った部屋を、3Dで表示することができます。全体を俯瞰する「上からの眺め」と、自由に視点を設定できる「仮想的な観察」の2種類があります。

部屋を作る

まずは、家具を設置するための部屋が必要です。

部屋は任意の形にできますが、ここでは一般的な六畳間ぐらいの、横360cm×縦270cmの長方形の部屋にしてみます。

部屋は、ツールバーの[部屋を作成]ボタンから作ります。

「部屋を作成」ボタン画像

そして、部屋の各頂点(ここでは四隅)を順次クリックしていきます。

部屋を作成中の画像

「間取りプラン」画面の(0m,0m)の座標をクリックし、そこから順次クリックしていき(長さと角度が表示されるので参考にしつつ)、最後の頂点でダブルクリックするか、クリック後Escキーを押すと、部屋ができます。

この時点では、床はただ真っ白なので、フローリングにしてみましょう。

「プランのオブジェクトを選択」ボタン

ツールバーの、矢印の[選択]ボタンをクリックし、選択モードにしてから、今作った部屋をダブルクリックします。

「部屋を作成」ボタン画像

[部屋を修正]ダイアログが開くので、[床]の下の[テクスチャー(T)]右のボタンを押します。

[床のテクスチャー]ダイアログが開くので、たくさんあるテクスチャーの中から、今回は「床 - フローリングの床」を使うことにしました。選択したら[OK]を押します。

[部屋を修正]ダイアログに戻りますが、部屋に名前を付けることができるので、ここでは六畳間とつけました。

そして[OK]ボタンでダイアログを閉じれば、フローリングの床が出来上がっています。

部屋まで出来上がった画像

壁を作る

部屋の周りにを作ります。

部屋は、ツールバーの[壁を作成]ボタンから作ります。

「壁を作成」ボタン画像

そして部屋をダブルクリックすれば、部屋が壁で囲まれます。

壁を作成した画像

壁には、テクスチャーを表裏別々に付けることができます。選択モードで壁をダブルクリックすると[壁を修正]ダイアログが開きます。

「壁を修正」ダイアログ

左側で外壁、右側で内壁のテクスチャーを指定します。ここでは外側に「壁 - 木(白)」、内側に「木材 - ポプラ」を指定して、3Dビューは下の画像のようになりました。

壁追加後の3Dビュー画像

3Dビューでは、マウスでドラッグしたり左上の矢印をクリックしたりすれば、角度や距離を変えて視ることができます。

ドアを付ける

この部屋にドアを追加しましょう。左上の家具カタログの、主に「ドア/窓」以下から探します。

家具カタログのドア/窓リストの一部

ドアは、例えば「浴室」に分類されているものもあるので、イメージに合うものが無い時は、分類にとらわれずいろいろ探します。

ここでは「グラスドア」を、部屋の西側の壁に追加してみます。家具の設置は、家具カタログから、設置する家具を間取りプラン上にドラッグ&ドロップすることで行います。その際、壁との距離が表示されるので参考にします。

ドア設置中の画像

設置したドアを間取りプラン上でダブルクリックすると「家具を修正」ダイアログが開くので、必要に応じて修正します。

位置はX座標・Y座標で指定しますが、この座標は、オブジェクトの中心を表します。

ここでは、名前を「西ドア」、幅を82cm、高さを190cmにしてみます。

ドアの「家具を修正」ダイアログ

テクスチャーを変えることもできますが、家具のテクスチャーを変えると、元のデータが複数の色を使って素材を塗り分けていても、全部単一のテクスチャーになってしまいます。見栄えを考えると、家具のテクスチャーはあまり変えない方が良さそうです。自分でオリジナルのオブジェクトを作れば思い通りにできますが、今回はそこまではしません。

今回のようにガラスを使ったドアや窓を設置すると、3Dビュー上で壁の向こうが見えるようになります。

ドア追加後の3Dビュー画像

出窓を付ける

直方体の出窓を付けてみようと思います。でも、既存のオブジェクトには、近いものはあるものの、ちょうどいいものがありません。そこで、オブジェクトを組み合わせてそれっぽくすることを考えます。

まず、「ドア/窓」にある「固定窓」を部屋の東側に設置します。設置後、「家具を修正」ダイアログで、名前を「出窓空間」、サイズに関しては、幅200cm、高さ100cm、地面からの高さ80cmとしておきます。そして、「家具を修正」ダイアログを一度閉じ、間取りプラン上で位置を調整した上で、再び「家具を修正」ダイアログを開き、奥行50cmにします。

位置のX(cm)Y(cm)は、オブジェクトの中心の座標になります。なので、ただ奥行を増やすと、部屋の内側にも出っ張ってしまいます。それを修正するために、奥行が7.5cmから50cmまで増えた42.5cm分の半分を、X座標に足します。

ここまですると、次の画像のような状態になります。

出窓空間追加後の3Dビュー画像

続いて、「窓(戸引き)」を出窓空間のさらに外側に設置、幅200cm、奥行5cm、高さ100cm、地面からの高さ80cmとして位置を調整すると、次の画像のようになります。

出窓追加後の3Dビュー画像

だいたいそれっぽくできました。

コンセントを付ける

家具を設置する際は、コンセントを塞がないように気をつける必要があります。1つだけコンセントを付けてみます。

コンセントは、家具カタログの「種々雑多」に含まれる「コンセント2」を、西の壁に設置します。

コンセントのような小さいものは間取りプラン上では選択しにくいので、そういう時は左下の「間取りの家具リスト」の項目をダブルクリックして「家具の修正」ダイアログを開きます。

ここでは、幅7cm、高さ12cmとしておきます。3Dビューで見ると次のようになります。

コンセント追加後の3Dビュー画像

机を置く

上に棚を持つ二段の机を設置してみます。家具カタログにもそういうものはありますが、持っているもの、あるいは設置を検討しているものとちょうど合うもの、というのはそうはありません。

また、机の上に物を置くことを考えると、一段目の高さが明確である方がやりやすくなります。

というわけで、まずは下の段として、「オフィス」に分類されている「テーブル(木製)」の一つを東の壁際に設置し、幅120cm、奥行75cm、高さ67cmにします。

机下段追加後の3Dビュー画像

机に上の段を付ける

机に上の段として、同じく「オフィス」に分類されている「テーブル(技巧用)」の色が白いものを設置、幅120cm、奥行40cm、高さ55cm、地面からの高さ67cm(下の段の高さに合わせることで、上に乗る形にできる)にして、机の上に持ってきます。

机上段追加後の3Dビュー画像

机の上に物を置く

机の上にノートパソコンを置いてみます。

「オフィス」に分類されている「ノートパソコン」を、地面からの高さ67cmとして、机の上に置きます。

一段目と二段目を別オブジェクトにすることで、このように上に物を置くのが容易になります。

間取りプラン上で回転する時は、オブジェクトを選択した時に表示される丸い矢印をドラッグします。

ノートPCの間取りプラン上での表示

これでノートPCも設置できました。

ノートPC追加後の3Dビュー画像

照明を付ける

天井に照明を付けてみましょう。

家具カタログの「照明」にいろいろ用意されていますが、その中から「ペンダントランプ」を設置してみます。

天井に付ける照明は、自動的に天井の高さに設置されます。

照明追加後の3Dビュー画像

仮想的な観察

3Dビューは、俯瞰だけでなく、中から見ることもできます。

メニューから[3Dビュー(V)]-[仮想的な観察(V)]とすることで、特定の視点から見られるようになります。俯瞰に戻す時は[3Dビュー(V)]-[上からの眺め(A)]で戻します。

「仮想的な観察」モードでは、間取りプラン上に視点を表す人形のようなものが表示されます。

仮想的な観察モードでの視点設定オブジェクト

右肩の矢印で左右の回転、左肩の矢印で上下の回転をさせることができます。

目の高さを変える場合は、「仮想ビジターを修正する」ダイアログを使います。

「仮想ビジターの修正」ダイアログ画像

こうすると、3Dビューは例えば次のような表示になります。

3Dビューでの仮想的な観察の表示

写真を作成する

仕上げの写真を作ってみます。

まず3Dビューを、写真にしたいアングルにします。今回は「仮想的な観察」の方で作りますが、「上からの眺め」でも作れます。

3Dビューのアングルが決まったら、メニューの[3Dビュー(V)]-[写真を作成(P)]から「写真を作成」ダイアログを開きます。

「写真を作成」ダイアログの初期状態

まずは「品質」「高速」にして、「作成」ボタンを押して描いてみます。

「高速」の場合は、3Dビューで見るのと違いはないですが、一瞬で描かれるので、構図の確認に使えます。

高品質設定の「写真を作成」ダイアログ画像

そうやって構図を確認したのち、今度は「品質」「最高」の1つ前にして、「天井にライトをつける」のチェックを外し、「日付」を例えば2016/07/01「時間」17:00として描き、「保存」ボタンで画像ファイルを保存すると、次のような画像になりました。

作成した写真1枚目

ちょっと明るすぎるので、「写真を作成」ダイアログを閉じ、ペンダントランプについての「家具を修正」ダイアログを開きます。

照明の場合、下の方に「光の明るさ」という項目があって、初期状態は50%になっているので、これを30%まで下げ、あらためて上と同じ条件で写真を作成してみます。

作成した写真2枚目

さきほどの写真よりだいぶ落ち着いた感じになりました。ただこれは、天井から西日が射しこむ、という物理的にはちょっと変な状況なので、天井を付けることにします。

天井は、間取りプラン上で、部屋の中の家具が無いところをダブルクリックして「部屋を修正」ダイアログを開き、「天井を表示」にチェックを入れることで、表示します。

天井を付け終わったらまた「写真を作成」ダイアログを開き、今度は東の窓から日光が射し込むようにしたいので、「時間」5:30にすると、次のような画像になりました。

作成した写真3枚目

こんな感じで、いろいろ条件を変えてみると、面白いと思います。

おわりに

以上、Sweet Home 3Dについて紹介してきました。

これを使って、模様替えや引っ越しを計画するもよし、理想の間取りを夢想するもよし、フィクションの住まいやオフィスをデザインするもよし、やり方次第でいろいろ遊べます。

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